December 2010
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あたたかいのみもの
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昨日の夕暮れは、 あの人と二人で丘の上の病院の7階から、 伊予灘に沈む夕陽を見た。 よく晴れて、それは綺麗な落日だった。 地球の回転に飲み込まれそうな十数分間だった。 地球の音が聞こえた。 大気圏が宇宙と摩擦して立てるノイズが聞こえた。 それで良いと思った。 あの人は、ひざを揃えて行儀よく座り、 軽く造られた椅子に背筋を伸ばし、 黙ってそれを見ていた。 ボクたちは、 それぞれ好みの暖かい飲み物を飲んだ。 それで良いと思った。 やがてあたりは暗くなり、 君の隣に居るボクは、
居なくなった。