June 2002
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1月17日の旅
ここへ来たのには訳がある 長い髪の女がしんなりと瞼を赤くする 7年間ふれることの出来なかった木や花に 近づくほど足どりは早くなる 血も汗も流すことが出来なかった 人々は私に気づいてくれるだろうか 7年前に止まった数千の時間に 生きつづける限り止むことの無い 不器用な指が 刻まれた小さな名前をなぞるとき 何も出来なかった者は 涙を流しても良いのだろうか なぜもっと早く来なかったのだろう ここにはあまりにも多くの姿がある 雪の地蔵は 白い菊でおめかしされて やさしい母と楽しかった休日を思い出す ここで一体何があったと言うのだろう 知ることを自ら投げ出し 永遠に失った者の合掌は 傷ついた肉の祈りにおよぶはずも無い 私が、今、ここに居ることに 気がついてくれるだろうか 私が居ることに 気がついてくれる日は来るのだろうか ひとつひとつ確かめて歩くのが恐い 私の将来は私の過去にある...